2.16 大社町日御碕の布刈神事について

日御碕神社 和布刈神事(めかりしんじ)予定

「成務天皇6年1月5日の早朝、一羽のウミネコが海草を日御碕神社の欄干に3度掛けて飛び去った。不思議に思った神主がそれを水洗いして乾かしたところ、ワカメになった」という故事にならって行なわれる神事です。

毎年旧暦1月5日に宇龍港(うりゅうこう)の権現島に鎮座する熊野神社で行なわれます。

浜辺から権現島までの間に6隻の船が大漁旗をなびかせて並び、神主の渡島を待ちます。神主が箱めがねで新しいワカメを刈り上げます。
選ばれた地元の若者が寒中の海へ飛び込み、参道になる船板を支えます。その上を神主や神主や地元の代表が乗り込んで権現島に渡ります。神前にワカメを供え豊漁を祈願します。「日御碕わかめ」は、この神事が終わってから初めて刈り取るしきたりになっています。

【令和3年の大社町日御碕熊野神社の和布刈神事について】
・神事は行われます(一般の参列はできません)
・御渡海神事は行われません
・先導役の飛び込みもありません
・振る舞い等もありません