御津浦

浦名 御津浦(水野浦)(みつうら)
神社名 御津神社
祭神 伊弉册尊
所在地 松江市鹿島町御津2911
7月末 月遅れの茅の輪くぐり

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御津浦

御津神社は、鹿島町片句八幡宮から東に向かい、御津漁港から県道に上がり松江に引き返す辺りの道路わきに鳥居があります。松江温泉からは北上して「鹿島多久の湯」の交差点を直進し峠を越えて、集落を左下に見え始めるバス停の向かい側にあります。

「御津神社」の鳥居には出雲国風土記のとおり「御津社」とあり、拝殿まで進むと「御津神社」の扁額があります。この扁額には出雲大社の宮司の記名があり、神社のつながりを感じます。御津神社の境内には、古色蒼然たる祠が数多くあり、歴史を感じさせます。本殿裏のわらで作られた荒神に祀られた藁蛇の赤い目も印象的です。

正月のとんどは、竹の爆ぜる音は災いを退け、神様は高く上る煙に乗って帰ると言われています。それは歳徳神の神輿の町内巡行と共に健康と豊穣を祈念する恒例行事となっています。   

ここ御津地区のとんどは「火渡し神事」と云って、二組みの神輿が正月のお飾りをお焚きあげするとんどの火に向か

って疾走し、その速さを競うと言う独特なものです。

トンド 火渡し神事

江戸時代の『雲陽誌』には「水浦」とみえる。現在は鹿島町「御津」とする

夜明けのとんど 暖を取る

「水野」の「野」は助詞であり、意味的には「水の」である。「水」は『出雲国風土記』島根郡条にみえる「御津浜 広さ二百八歩なり。百姓の家あり。」の「御津」であり、江戸時代の『雲陽誌』には「水浦」とみえる。現在は鹿島町「御津」とする。

 その「御津浜」に風土記の時代に鎮座していたのが「御津社」と思われる。しかし社伝ではもとは海上の小島に鎮座し「男島大明神」と称していたが明治四年に「御津」神社と改称し、やがて字「本宮」に移転し、そこに鎮座していた本宮神社を合祀するかたちで今に至るという。気になるのは字「本宮」の本宮がいかなる神社であったかであろう。

 慶応二(一八六六)年に同地を踏査した小村重義は「水の浦」に出て、「沖の島の小島神社(男島神社)」、そして本宮神社を参拝し、本宮神社を「御津社」としている。御津神社の主祭神の伊弉册尊は本宮神社、そして市杵島姫命・多紀理姫命・多岐都姫命の三神は小島神社の祭神であり、小島神社が本宮神社に合祀されたのであろう。尚、同社には秘蔵の白色透明の霊石があるという。

 御津に浮かぶ御島は名勝として知られ、大正十五(一九二六)年に松陽新報社が行った山陰十景の投票において御島(男島・小島)を抱える御津の景色が最高得票の七三八四二票を得たと報じている。

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浦名 御津浦(水野浦)(みつうら)
神社名 御津神社
祭神 伊弉册尊
所在地 松江市鹿島町御津2911
現地までのアクセス
浦巡りガイド

御津神社は、鹿島町片句八幡宮から東に向かい、御津漁港から県道に上がり松江に引き返す辺りの道路わきに鳥居があります。松江温泉からは北上して「鹿島多久の湯」の交差点を直進し峠を越えて、集落を左下に見え始めるバス停の向かい側にあります。

「御津神社」の鳥居には出雲国風土記のとおり「御津社」とあり、拝殿まで進むと「御津神社」の扁額があります。この扁額には出雲大社の宮司の記名があり、神社のつながりを感じます。御津神社の境内には、古色蒼然たる祠が数多くあり、歴史を感じさせます。本殿裏のわらで作られた荒神に祀られた藁蛇の赤い目も印象的です。

正月のとんどは、竹の爆ぜる音は災いを退け、神様は高く上る煙に乗って帰ると言われています。それは歳徳神の神輿の町内巡行と共に健康と豊穣を祈念する恒例行事となっています。   

ここ御津地区のとんどは「火渡し神事」と云って、二組みの神輿が正月のお飾りをお焚きあげするとんどの火に向か

って疾走し、その速さを競うと言う独特なものです。

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7月末 月遅れの茅の輪くぐり
トンド 火渡し神事
夜明けのとんど 暖を取る

江戸時代の『雲陽誌』には「水浦」とみえる。現在は鹿島町「御津」とする

「水野」の「野」は助詞であり、意味的には「水の」である。「水」は『出雲国風土記』島根郡条にみえる「御津浜 広さ二百八歩なり。百姓の家あり。」の「御津」であり、江戸時代の『雲陽誌』には「水浦」とみえる。現在は鹿島町「御津」とする。

 その「御津浜」に風土記の時代に鎮座していたのが「御津社」と思われる。しかし社伝ではもとは海上の小島に鎮座し「男島大明神」と称していたが明治四年に「御津」神社と改称し、やがて字「本宮」に移転し、そこに鎮座していた本宮神社を合祀するかたちで今に至るという。気になるのは字「本宮」の本宮がいかなる神社であったかであろう。

 慶応二(一八六六)年に同地を踏査した小村重義は「水の浦」に出て、「沖の島の小島神社(男島神社)」、そして本宮神社を参拝し、本宮神社を「御津社」としている。御津神社の主祭神の伊弉册尊は本宮神社、そして市杵島姫命・多紀理姫命・多岐都姫命の三神は小島神社の祭神であり、小島神社が本宮神社に合祀されたのであろう。尚、同社には秘蔵の白色透明の霊石があるという。

 御津に浮かぶ御島は名勝として知られ、大正十五(一九二六)年に松陽新報社が行った山陰十景の投票において御島(男島・小島)を抱える御津の景色が最高得票の七三八四二票を得たと報じている。